汚部屋にいるときのわたしのきもち

こんな部屋に住んでいるのはきっと私だけ

私がひとりで汚部屋にうずくまっているとき、
気分は本当に最低でした。

人も呼べない。
宅急便もドアを細くあける。
ガスの定期点検は居留守をつかう。

平日には「休みになったら掃除しよう」。
週末ごとに予定は「大掃除」。

仕事から疲れて帰ってきてもくつろげない。
床にものがあふれているからまっすぐ歩けない。
食事したいけれど使用済みの食器は洗われていない。
お茶を飲みたいけれど急須はカビだらけ。
食器を洗いたいけどシンクが満杯で水も流れない。

ゆったりとお風呂に浸かりたいけど湯船は垢だらけ。
シャンプーのボトルは黒ずんでぬるぬる。
髪の毛ブラシは抜け毛と埃だらけ。

何もかもがスムーズに進まないこの部屋の中で、
私はこの世でたったひとりきりでした。

外に行けば普通の顔をしていたけれど、
この汚部屋にいる限りはコンプレックスの塊なのです。

「私は普通ではない」と感じることが疲れになり、
うず高く詰まれたたくさんの物に押しつぶされそうです。

どうして私だけ普通の人のように生活できないの?
どうして私だけ片付けられないの?
どうして私だけ?

会社で仲良くランチしている友だちにだって、
こんな部屋に住んでいることはとても言えない。
家庭的な女性が好きだという憧れの先輩には、
絶対に隠し通さなければならない大きな秘密。

好きだといってくれる男性が現れたときにでも、
「私の本当の姿を知らないのだから」と半信半疑。
本当の自分の姿を知ってもらうことのできない後ろめたさ。

秘密がある限りは、私はひとりぼっちです。




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